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派遣生活.comホーム > やさしい派遣法 残業 > Q9-1 | |||||
さとみんさんのお仕事が長期の仕事で、問題がなければ契約更新される状況だった、というのを前提に考えていきます。 まず、契約更新の面談で解雇を言い渡されたとのことですが、これはたぶん派遣先企業の人から言われたんだと思います。でも、派遣法から言うと、本当は派遣先企業の人は、さとみんさんに直接「解雇」などと言う権利はないようです。雇用者は派遣会社ですから、派遣会社の人から言われるならともかく、派遣先企業の人が言うこと自体、おかしいんです。 それから、解雇の理由が「残業が多過ぎ」ということですが、労働基準法第18条には「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効とする。」とあります。さらに会社は就業規則に解雇理由を具体的に明記することが義務付けられているようです。(2004/1/1から施行) これはもちろん、派遣社員にも当てはまることで、さとみんさんが明らかに就業時間中にサボっていたとか、就業規則に反することを行っていたというなら話は別ですが、誰の目から見ても明らかに残業が必要だと認められた状況で、会社も黙認していたなら、残業代はもちろん支払われますし、それを理由に解雇というのは違法になり、無効になると思います。 現在、派遣会社の人が解雇回避の方向で話を進めてくれているとのこと、派遣会社の人が頑張ってくれることを期待したいですね!でも万が一、解雇という結論が出された場合、解雇理由と就業規則をちゃんと書面にしてもらい、労働相談センターなどに相談に行かれるとよいかもしれません。そうすればきっと状況は改善されると思います。 それから、残業に関するトラブルを避けるため、派遣社員の皆さんにお勧めしたいのは、残業する前に必ず上司に「これだけ仕事が残っているので残業していいですか」と一声かけること。以前、私は「許可を出していない」ということで残業代を払ってもらえなかったことがあります。でも、実はこの場合も、どうしても残業が必要な状況だったということであれば、払ってもらえるらしいんですけどね。30分くらいだったし、もう面倒くさかったので我慢しましたが…。それからは、毎回ちゃんと確認を取るようになりました。 そして、派遣社員の残業に関しては、契約書に「1週間に○時間程度」など書いてあるので、そちらのほうも改めて確認してみてください。それ以上の残業を求められた場合は断ることができます。そして業務上必要でそれ以上残業した場合はもちろん残業代を支払ってもらえます。 さとみんさんが今の仕事を続けられますように! 残業 質問一覧ページ |
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